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毎日、寒い日が続き部屋の暖房が欠かせませんが、 加湿機はお使いですか?
この時季活躍する、加湿器。正しく使わないと、"雑菌"や"やけど"などさまざまな危険があるといいます。 名古屋駅前の「ビックカメラ 名古屋駅西店」の一角には、いろいろな種類の加湿器がずらり。 ペットボトルに取り付けるコンパクトなタイプから、さまざまな機能がついた高級なものまであります。 一番人気の商品を聞いてみると。 「今一番多く売れているのが超音波式。加湿量が多く、電気代がとても安い」(ビックカメラ 名古屋駅西店 古畑輝樹さん) 振動によって、水を霧状にして空気中に放出する"超音波式加湿器"。アロマオイルを入れて香りを楽しむことができるタイプもあり、急速に売り上げを伸ばしているそうですが、使い方を間違えるとある落とし穴が。 「水を振動させて霧状にして出しているだけなので、水分中に含まれている雑菌なども一緒に空気中に出てしまうことがある」(ビックカメラ 古畑さん) そう、"雑菌"に注意が必要なんです。 去年、大分県の老人ホームで、レジオネラ菌に感染し利用者が死亡する事故が発生。検査の結果、菌が見つかったのは施設にあった"超音波式加湿器"でした。 使い方によっては、命に危険を及ぼす恐れもある加湿器の汚れ。どんな対策が必要なのでしょうか? 「超音波を発する部分に水あかやカビなどがついてしまうので、その部分を拭いていただくだけでも空気中に出てくる雑菌は抑えることができる」(ビックカメラ 古畑さん) こまめに手入れする必要があるという超音波式加湿器。 一方、手入れが楽で衛生面の心配が少ないのが、"スチーム式加湿器"です。 「スチーム式は(水を)煮沸するので、雑菌などがほとんど出ないので、お部屋中にきれいな空気が保てる」(ビックカメラ 古畑さん) しかし、そんなスチーム式にも注意点が。 製品評価技術基盤機構(NITE)は、スチーム式加湿器を子どもの手が届くところに置くと、蒸気に興味を引かれた子どもが吹き出し口に触れてしまい、やけどを負う危険性があると注意を呼び掛けています。 消費者庁によると、2009年~2016年までの7年間で発生した加湿器による子どもの事故は46件。そのうち7割が高温の蒸気や熱湯によるものでした。 「スチーム式はどうしても吹き出し口から熱が出てしまうので、小さなお子さんがいる家庭ではなるべく手の届かないところに置いてもらいたい」(ビックカメラ 古畑さん) まだまだ続く乾燥の季節に欠かせない加湿器。それぞれの家庭に合ったものを選び、正しく使っていくことが重要です。
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